名古屋秋田の移動手段比較(新幹線・飛行機)

秋田空港 名古屋と都市間の移動

ここでは、愛知県の県庁所在地である名古屋市と、秋田県の県庁所在地である秋田市の都市間移動についてみていきます。両都市間は約1030km離れており、移動手段は新幹線と飛行機の2つが上げられます。夜行バスは運行していません。フェリーは、敦賀港と秋田港の間で新日本海フェリーが運行されており、これを利用することで移動はできますが、利便性の悪さからここでは取り上げません。ここでは、2つの移動手段について、それぞれ比較していきます。

東海道新幹線・東北・秋田新幹線

東海道・山陽新幹線こだま・ひかり・のぞみ
JR東北・北海道新幹線 はやぶさ号
名古屋⇔東海道新幹線⇔東京
⇔東北・秋田新幹線⇔秋田
34,130円(グリーン)
25,400円(指定席)
24,860円(自由席)
5時間52分

はじめに、日中の鉄道での移動について比較します。この場合、新幹線で移動しますが、名古屋東京間を東海道新幹線、東京秋田間は東北・秋田新幹線を利用します。運賃は最安値で24,860円です。これは自由席を利用した場合ですが、東北・秋田新幹線は「こまち」は指定席の料金を合計したものです。自由席と指定席で料金の差額が少ないのは、「こまち」には、自由席が設定されていないのが理由です。移動時間は、最速達の列車で5時間52分です。移動時間が長いのは、距離が長いこともありますが、盛岡秋田間が在来線の路線を走行するのも理由です。なお、秋田新幹線は、東京盛岡間を速達列車の「はやぶさ」と連結して運行されるので、秋田まで行く場合は、必然的に、最速達列車の「はやぶさ」+「こまち」のみが選択肢になります。「やまびこ」は利用できず、移動時間が長くなるだけでなく、途中で「こまち」への乗り換えが必要になります。運行本数は、いずれも1時間に1本以上は運行されているので、本数については問題ありません。

割引切符についてですが、学生割引(2割引)を除くと、この区間の割引切符はありません。JR東海、JR東日本の2社をまたぐ割引切符が存在しないのが理由です。強引なやり方を使えば、東京名古屋間は、早特やぷらっとこだま、東北・秋田新幹線はトクだ値を利用することで安くできます。ただし、割引切符とはいえ、乗換駅で新規の切符を購入すると、通して購入する場合に比べて、割高になってしまうケースがあります。また、乗車する列車が指定されることが多い割引切符では、乗り換えで、次の指定された列車に乗り遅れた場合、その切符が無効になることがあります。例えば、東海道新幹線が東京駅に遅れて到着、その次の列車に乗車できない場合、東京以北については、新たに切符を買いなおす必要がでてきます。具体的には、東京駅で秋田新幹線に乗り遅れると、約17,000円の指定席切符を買いなおす必要が出てきます。それを踏まえると、東京駅をまたいで、別々の割引切符を利用するのはお勧めできません。

下記は学割を利用した場合の運賃になります。自由席は、東海道新幹線の自由席と、東北・秋田新幹線の指定席料金を合わせた額です。

学生割引グリーン  31.550円
指定席  22,820円
自由席  22,280円
学生証掲示で2割引

飛行機(ANA)

LCC,格安航空券名鉄名古屋駅⇔空港特急⇔
セントレア⇔飛行機⇔秋田空港
⇔空港連絡バス⇔秋田駅
ミュースカイ:980円
飛行機:12,730円~
秋田バス:950円
合計:14,660円~
ミュースカイ:約35分
飛行機:1時間20分
秋田バス:
約40
合計:約3時間35分

次に飛行機を見ていきます。飛行機は、ANAが1日2便運行しています。運賃は最安値の格安航空券で12,730円、バス、空港アクセス鉄道も含めた合計は14,660円です。航空券の価格は変動するので、高い日もありますが、2万円までなら、空港へのアクセスも含めて新幹線よりも安くなります。移動時間は、待ち時間+1時間を含めて3時間35分です。新幹線と比較すると移動時間が短く、航空券も安いものが多いので、メインの移動手段になるでしょう。

空港までのルートのうち、名鉄ミュースカイは、指定席の料金を含みません。特別車の指定席を指定する場合は、+450円の料金がかかります。

秋田空港は、秋田市郊外、南側に位置しているため、市街地と空港の距離はそれほど離れていません。ただし、バスは高速道路ではなく一般道を走行するため、移動時間がかかります。

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ツアーを利用して移動する

飛行機を利用する場合、1泊以上ホテルで宿泊するのであれば、ツアーパックを申し込む方法もあります。これは、1人以上から利用できるツアーを利用します。料金は往復の交通費+宿泊費を含んだ料金で、通常の航空券の価格よりも安い値段で提供されています。ツアーのメリットは、通常価格より割引されるのと、ホテルと合わせて予約できる点です。また、別のサイトでホテルを予約する必要がなく、一括で予約ができるため、時間が節約できます。

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まとめ

以上をまとめると、一番コストパフォーマンスが高いのは、交通費、移動時間とともに飛行機です。新幹線は、割引切符がないうえに運賃も高く、さらに、秋田新幹線が在来線区間を低速で走るために、移動時間が長く大変です。飛行機の場合、格安航空券が購入できればベストですが、安い航空券が手に入らなくとも、移動時間の面では圧倒的に速いので、飛行機が唯一の選択肢になるでしょう。

移動手段比較

通常運賃移動時間備考
新幹線24,860円5時間52分複数割引切符を、組み合わせて安くすることは可能
飛行機14,660円~約3時間35分