広島福山間の移動(新幹線・高速バス・在来線)

福山駅前中国地方の移動
スポンサーリンク

広島市は広島県西部に位置し広島県の県庁所在地、福山市は広島県東部に位置する広島県第二の都市です。両都市間は同じ県とはいえ、約100km離れています。ここでは両都市間の移動手段について、広島駅と福山駅を起終点として、新幹線と高速バス、在来線それぞれを比較していこうと思います。

JR山陽新幹線

区間運賃移動時間
JR山陽新幹線のぞみ・ひかり・こだま・みずほ・さくら号広島駅⇔JR山陽新幹線⇔福山駅自由席:4,510円
指定席:5,040円~5,360円
グリーン席:7,630円
22分~43分

はじめに、山陽新幹線について見ていきましょう。両都市間は最安値の運賃は4,510円、移動時間は最速ののぞみ・みずほで22分、各駅のこだま・ひかりで43分です。運行本数は1時間辺り3~5本程度になります。福山駅はのぞみ・みずほの最速達列車も停車します。

広島県内の山陽新幹線は駅の数が多いので、広島福山以外の移動でも便利です。例えば東広島福山、広島三原または尾道、東広島尾道間もこだま号を利用して移動できます。

両都市間には割引切符も販売しています。以下の割引切符が利用できます。

割引サービス運賃備考
e特急券グリーン席:7,320円
*自由席と指定席は同じ料金
会員制
当日予約可能
Exサービスグリーン席:7,320円
*自由席と指定席は同じ料金
有料会員
当日予約可能
(早特は3日前)
スマートExサービス指定席:5,050円~5,160円
グリーン席:7,320円~7,420円
*自由席は同じ料金
無料会員
当日予約可能
こだま指定席きっぷ指定席:3,770円2名以上から。
一部ひかりに乗車可能。
Westerポイントアップグレードグリーン席:4,510円
*自由席と指定席はなし
e5489ポイント利用
Westerポイント500p特急券指定席:4,040円e5489ポイント利用
eきっぷ指定席:5,130円
グリーン席:7,430円
*自由席は同じ料金
e5489会員専用
金券ショップ自由席:3,770円
学割自由席:4,110円
指定席:4,640円~4,960円
グリーン席:6,910円~7,230円
学割証明必要

この中で一番安いのは金券ショップとこだま指定席切符の切符3,770円、次がポイント500p特急券の4,040円、学生割引の4,110円の順です。それら以外のオンラインで購入できる切符は、自由席の指定はなく、指定席、グリーン席が安くなります。日本旅行が販売しているバリ得こだま・ひかりに関しては、この区間には設定がないので購入できません。

新幹線と宿泊付きの広島福山間のツアーを検索する

高速バス(ローズライナー)

区間運賃移動時間
ローズライナー高速バス広島駅・広島BC・不動院
⇔ローズライナー⇔本郷BC・福山駅
2,600円1時間56分~

次に日中に運行されている高速バス(ローズライナー)を見ていきます。こちらは、運賃が新幹線の自由席より安い1,910円の2,600円、移動時間は約2時間となっています。運行本数は多く、1時間に1本~2本運行しています。

このバスは、広島バスセンター(BC)~福山駅間の運行が多く、広島駅に停車するバスは数本しかありません。バスセンターと広島駅を行き来する場合は、広島電鉄で+220円、+30分の移動時間がかかります。停車するバス停はこれ以外に、不動院、中筋駅(広島市北部)、山陽道の本郷バス停ほか、福山インターから駅までの市内各所に停車します。起終点がバス停近辺の場合は、こちらの方が便利で、駅までの運賃と移動時間が短縮されるでしょう。一方で、途中の東広島、三原、尾道には停車しないので、両都市間の移動にのみ限定されます。

渋滞についてですが、山陽自動車道や一般道での混雑、バス停の停車時間の長さにより、遅れることがあります。しかし渋滞に関しては、朝夕の通勤時間帯、休日や繁栄期でなければ、それほど醜い渋滞に巻き込まれることはありません。

割引切符は往復切符の4,600円(片道2,300円)、6枚回数券の12,800円(片道2,130円)ほか、通勤、通学の定期券も利用できます。金券ショップでも片道2,300円の切符が売られています。

広島福山間の高速バスを検索する

在来線

区間運賃移動時間
山陽本線在来線 広島駅⇔JR山陽本線⇔福山駅
*糸崎駅で乗り換えあり
1,980円1時間48分

最後に、在来線を見ていきましょう。この場合、山陽本線の普通列車を利用します。運賃は1,980円、移動時間は約1時間50分になります。高速バスに比べると運賃が安く、移動時間も短くなります。

山陽線は途中の糸崎駅を起終点にした列車が多く、直通している列車はありません。手前の駅を終点とする列車も多いので、時間帯によっては、2回以上乗り換えが必要なケースもあります。なお、山陽本線で完結する快速列車はありません。

広島地区の在来線は、転換クロスシートを採用した列車も多いため、座席に座ることができれば、それなりに快適ではあります。ただ、混雑していれば座れないことも多いため、確実に着席したいのであれば、高速バスか新幹線の方が良いでしょう。

まとめ

以上をまとめると、運賃では圧倒的に安く、次が高速バスになります。移動時間は新幹線が速く、次が在来線になります。快適性は新幹線と高速バスになるでしょう。早く移動したければ新幹線、安く移動したければ在来線になり、多少時間がかかっても座席に座って移動したいのであれば、高速バスが良いでしょう。なお、広島BC、また不動院や中筋が起終点であれば、乗り換えのない高速バスが便利でしょう。以下に早見表を掲載しておきます。

移動手段通常運賃最安値運賃移動時間備考
新幹線4,510円3,770円22分~43分最安値は金券
高速バス2,600円2.130円1時間56分
在来線1,980円———-1時間48分糸崎で乗り換えあり