広島仙台の移動（新幹線・飛行機）

広島市は中国地方の中心都市であり広島県の県庁所在地、仙台市は東北地方の中心都市であり宮城県の県庁所在地です。両都市間は約1250kmの距離があり、移動手段としては新幹線と飛行機がメインです。ここでは、2つの移動手段について比較してみていきます。

東海道・山陽新幹線・東北新幹線

はじめに日中の鉄道での移動について比較します。この場合、新幹線で移動しますが、東京駅までを東海道、山陽新幹線、東京仙台間は東北新幹線を利用します。運賃は最安値で25,750円です。これは自由席を利用した場合ですが、東京仙台間は速達列車の「はやぶさ」は自由席がないので、「やまびこ」を利用します。移動時間は5時間48分～6時間20分です。前者は速達列車である「のぞみ・はやぶさ」を利用した場合、後者は「のぞみ・やまびこ」を利用した場合です。移動時間は長時間の移動になるので、正直しんどいです。移動距離が長いため、新幹線でもこれだけ時間がかかってしまうのは仕方がないでしょう。運行本数はいずれも1時間に1本以上は運行されているので、本数については問題はありません。

割引切符についてですが、学生割引（2割引）を除くと、この区間の割引切符はありません。JR西日本、JR東海、JR東日本の3社をまたぐ割引切符が存在しないのが理由です。東京広島と、東京仙台と、それぞれわけで割引切符を購入することも可能です。ただし、乗車する列車が指定されることが多い割引切符の場合、乗り換えで次の列車に乗り遅れ、切符が無効になることがあります。例えば、東京仙台間をお先にトクだ値で指定の列車を予約し、東海道山陽新幹線が東京駅に遅れて、その列車に乗車できない場合、新たに仙台までの切符を買いなおすという必要が出てきます。それを踏まえると、2つ以上の会社をまたいで、別々の割引切符を利用するのはお勧めできません。

飛行機（ANA・IBEX）

次に飛行機を見ていきます。飛行機はANAとIBEXの2社が両都市間を運行しています。この飛行機は日中に3便のみ運行しています。運賃は最安値のもので11,790円、バス、空港アクセス鉄道も含めた合計は13,900円です。航空券の価格は変動し16,000円～20,000円の航空券が多いことを考えると、18 ,000円～21,000円で見積もると良いでしょう。

移動時間は、待ち時間+1時間を含めて3時間30分です。広島と広島空港間のバスの所要時間が長いものの、それでも鉄道に比べると圧倒的に短いです。懸念材料となるのは広島市内と空港までの高速バスの遅れです。渋滞による遅れが生じると移動に時間がかかるだけでなく、最悪、飛行機に乗り遅れる可能性があります。山陽自動車道は行楽シーズン以外はひどい渋滞は起きないので、大幅に遅れることはめったにありません。ただ広島近郊は交通量が多く、工事による車線規制などで小さな渋滞が起きることはあるので、万が一のケースとして、遅れは考慮しておく必要があるでしょう。

なお、仙台への航空便としては、福岡空港を利用する方法もありますが、空港までの移動に時間がかかりすぎる上に、航空券の価格が特別安いわけでもありません。また、福岡まで新幹線での移動となると、運賃も高額になるのでお勧めできません。

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ツアーを利用して移動する

飛行機を利用する場合、1泊以上ホテルで宿泊するのであれば、ツアーパックを申し込む方法もあります。これは1人以上から利用できるツアーを利用します。料金は往復の交通費+宿泊費を含んだ料金で、通常価格よりも安い値段で提供されています。ツアーのメリットは、通常価格より割引されるのと、ホテルと合わせて予約できる点です。また、別のサイトでホテルを予約する必要がなく、一括で予約ができるため、時間が節約できます。

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まとめ

以上をまとめると、一番コストパフォーマンスが高いのは、交通費、移動時間とともに飛行機になります。安い格安航空券が購入できれば片道2万円以下に抑えられますし、移動時間も3時間30分程度ですみます。仮に航空券が高くても、23,640円以下であればそれでも飛行機の方が安くなります。鉄道は移動時間がかかりすぎる上に、運賃も高額で、割引切符もないので選択肢としては微妙でしょう。

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