京阪神鳥取の移動手段比較(鉄道・高速バス)

鳥取砂丘 関西主要都市と都市間の移動

ここでは、京阪神都市圏と、鳥取県の県庁所在地である鳥取市の都市間移動についてみていきます。京阪神と鳥取は約200km離れており、移動手段は「特急スーパーはくと」、高速バスの2つが上げられます。京都・大阪・神戸を発着として、それぞれ比較していきます。

鉄道:特急スーパーはくと

スーパーはくと京都⇔東海道線⇔新大阪
⇔特急スーパーはくと⇔鳥取
11,420円(グリーン)
8,620円(指定席)
3時間6分~3時間39分
スーパーはくと大阪⇔特急スーパーはくと⇔鳥取10,320円(グリーン)
7,520円(指定席)
2時間34分
スーパーはくと三宮⇔特急スーパーはくと⇔鳥取9.650円(グリーン)
6,850円(指定席)
2時間21
*特急ふじにはグリーン席が設定されていないので、指定席の料金を合わせた合計を表示。

はじめに鉄道を比較します。この場合、関西の主要駅から、在来線の特急スーパーはくとを利用して、乗り換えなしで鳥取まで移動します。「スーパーはくと」は京都発着ですが、京都発は1日朝に2便、京都着は夜に2便しかなく、大部分は新大阪発着です。なので日中の時間帯は、新大阪まで在来線で移動する必要があります。運賃は6,850円~8,620円と、西に行くにつれて安くなります。特急スーパーはくとには自由席がないので、指定席が最安値の料金になります。

なお、京都からは特急きのさき・はまかぜを豊岡乗り換えで、大阪からは、豊岡経由のはまかぜを利用するルートもあります。これらは「スーパーはくと」よりも少し安いですが、移動時間が長くなるので、お勧めできるルートではありません。これらはあくまで、山陰本線の豊岡方面の移動がメインになります。

ちなみに、運賃をできる限り安くしたいのであれば、姫路駅までを在来線、姫路駅からスーパーはくとを利用する方法もあります。これは、快速列車の運行本数が多い京阪神都市圏では特急を使わず、特急料金を節約する方法です。

下記に利用できる割引切符を掲載します。

京都大阪神戸
Web早特7チケットレス指定席 7,660円6,560円6,010円
Westerポイント
超特典チケットレス
指定席 設定なし5,330円設定なしWesterポイント利用
(特急券)
eきっぷグリーン11,040円
指定席 7,380円
9,940円
6,280円
7,990円
5,730円
e5489利用
(特急券)
学割グリーン10,400円
指定席 7,600円
9,520円
6,720円
8,920円
6,120円
学割証明必要
*e5489の割引は、割引される特急券と乗車券の料金を合わせた金額を表示。

JR西日本のサービスであるe5489の各種割引サービスが利用できます。これらのうち、京都、神戸はeきっぷが最も安く、大阪はWesterポイント超特典チケットレスの切符が最も安くなります。

移動時間は、京都が約3時間~3時間30分、大阪が約2時間30分、神戸が約2時間20分です。京都の場合、スーパーはくとに乗車できれば3時間ですが、新大阪で在来線から乗り換える場合、3時間30分になります。

運行本数は1日8本です。あまり本数は多くありません。これらのうち、京都発着は前述のとおり1日2便のみ、倉吉まで向かう列車は1日5便のみです

ツアーを利用して移動する

鉄道を利用する場合、1泊以上ホテルで宿泊するのであれば、個人のツアーパックを申し込む方法もあります。これは、1人以上から利用できるツアーを利用します。料金は往復の交通費+宿泊費を含んだ料金で、通常価格よりも安い値段で提供されています。ツアーのメリットは、通常価格より割引されることと、ホテルと合わせて予約できる点です。わざわざ、別のサイトでホテルを予約する必要がなく、一括で予約ができるため、時間を節約できます。ここでは、大阪から鳥取への往復ツアー、日本旅行のツアーを例にあげてみていきます。

スーパーはくと
大阪駅⇔スーパーはくと⇔鳥取駅
(往復・ホテル1泊)
すべて込み
18,400円~
別々で予約した場合
運賃:7,520円x2
ホテル:5,000円~
合計:20,040円
*価格は変動あり。情報はページ作成時直近のものであり、具体的な価格、差額は日によって異なります。

ツアーは最安値のもので18,400円ですが、新幹線・ホテルを別々に予約すると20,040円になり、ツアーを利用した方が1,640円安くなります。この料金は1人当たりの価格であり、かつ最安値のホテルを選択した場合です。人数を増やして、高級ホテルを選択した場合は、これよりも高くなります。このツアーの料金を、片道あたりの運賃(宿泊費用5,000円を引いて、往復の運賃を2で割る)で計算すると、6,700円で安くなります。往復利用で、旅行プランを計画しているのであれば、利用した方が良いでしょう。

関西鳥取のツアーを検索する

高速バス

日本交通バス弁天営業所・なんば・大阪梅田・
三宮・宝塚・西宮⇔日本交通⇔
智頭福原・用瀬・若桜・鳥取駅
大阪:4,200円
神戸:3,900円
大阪:2時間53分
神戸:2時間41分
*バスの運賃は日によって変動あり。

次に高速バスを見ていきます。高速バスは、日本交通が運行するバスが、日中に高頻度で運行されています。このバスは、大阪側は弁天営業所(大阪港側)、なんば、大阪梅田発着、鳥取側は鳥取駅をはじめとして鳥取までの鳥取自動車道の沿線、および国道29号沿線や鳥取市内の各所に停車します。このバスには、いくつかの系統があり、なんば・弁天営業所発着のバス、大阪梅田発着のバス、三宮に停車するバス、また鳥取側でも鳥取自動車道方面と、国道29号方面へ運行するバスでそれぞれ停車するバス停が異なります。なお、京都方面のバスは、現在運休中です。運賃は3,900円~4,200円、移動時間は2時間40分~2時間55分です。移動時間を見ると、鉄道に比べて20分程度長いだけで、大きな差がありません。運行本数はとても多く、1時間あたり1本、または2本運行されており、時間の融通が利きやすいです。

京阪神鳥取の高速バスを検索する

まとめ

以上をまとめると、交通費の安さでは高速バス、移動時間の短さでは鉄道が有利になります。ただし、遅れがなければ、高速バスの方が少し長い程度で、運行本数の多さを考えると、時間の融通が利く高速バスの方が便利で、やや優勢かと思います。なお、京都が発着の場合は、高速バスがないので、鉄道1本のみです。

交通手段比較早見表(大阪)

移動手段通常料金最安値料金移動時間備考
鉄道7,520円5,330円2時間34分最安値はWesterポイント
超特典チケットレス
高速バス4,200円2時間53分
*最安値の運賃では、学生のみが利用できる学割料金は除外。

交通手段比較早見表(神戸)

移動手段通常料金最安値料金移動時間備考
鉄道6,850円5,730円2時間21分最安値はeきっぷ
夜行バス3,900円2時間41分
*最安値の運賃では、学生のみが利用できる学割料金は除外。