名古屋岡山の移動手段比較(新幹線・高速バス)

岡山、倉敷の美観地区 名古屋と都市間の移動

ここでは、愛知県名古屋市と岡山県岡山市の都市間移動について比較していきます。名古屋市と岡山市は約370kmの距離があります。移動手段は東海道新幹線、高速バス(夜行)の2つがあります。飛行機は、距離が近いため、この区間は運行されていません。それぞれを比較してみていきますが、大まかに比較すると、以下になります。

運賃:高速バス<東海道・山陽新幹線

移動時間:東海道・山陽新幹線<在来線

JR東海道・山陽新幹線(のぞみ・ひかり)

JR東海道・山陽新幹線名古屋駅⇔東海道
・山陽新幹線
⇔岡山駅
グリーン車のぞみ 15,270円
グリーン車ひかり 14,540円
指定席のぞみ   11,670円

指定席ひかり   10,880円
自由席      10,550円
約1時間36分~
1時間59分

初めに東海道・山陽新幹線を比較します。料金は、最も安い自由席で10,550円です。各種割引切符があるので、それらを利用することでさらに安く移動できます。各種割引切符は以下のようになっています。

e特急券グリーン14,660円
指定席 11,000円
自由席 10,380円
会員制
当日予約可能
EX予約サービスグリーン14,860円
指定席 11,410円
自由席 10,380円
有料会員
当日予約可能
(早特は3日前)
スマートEX予約サービスグリーン15,070円
指定席 11,200円
無料会員
当日予約可能
金券購入自由席 10,200円
学割グリーン13,990円
指定席 10,330円
自由席 9,270円
学割証明必要

この区間の割引切符は、学割、金券、およびExサービスで購入できる切符に限定され、早特切符は設定されていません。早特切符は、新大阪、東京発着であれば多数設定されていますが、名古屋発着は、利用客の多い京阪神、東京方面しか設定されていません。最も安い切符は学割の自由席で9,270円、次が金券ショップの10,200円、次いでEx予約サービスとe特急券で10,380円です。

移動時間は「のぞみ」で1時間36分、「ひかり」で約2時間です。なお、新大阪で必ず乗り換えが必要になる「こだま」は考慮に入れていません。「ひかり」の移動時間が長いのは、停車する駅が多いのが理由です。岡山行きの「ひかり」の中には、各駅停車タイプの列車もあるので、その場合は通過待ちが多く時間がかかります。特に理由がなければ、運行本数の多い「のぞみ」を利用するのが良いでしょう。運行本数は非常に多く、1時間あたり4本~5本あります。なお、九州新幹線は山陽新幹線の新大阪までの運行なので、名古屋方面の運行はありません。

混雑の度合いですが、東海道・山陽新幹線区間のいずれも利用者が多いので、着席できない時もあります。特に東海道新幹線区間は、平日でも利用者、ビジネス客が多いです。のぞみが停車する主要駅では、多くの乗客が降りるので、その降りた乗客の席に着席するのが良いでしょう。

ツアーを利用して移動する

新幹線を利用する場合、1泊以上ホテルで宿泊するのであれば、個人のツアーパックを申し込む方法もあります。これは1人以上から利用できるツアーを利用します。料金は往復の交通費+宿泊費を含んだ料金で、通常価格よりも安い値段で提供されています。ツアーのメリットは、通常価格より割引されるのと、ホテルと合わせて予約できる点です。わざわざ、別のサイトでホテルを予約する必要がなく、一括で予約ができるため、時間を節約できます。ここでは、岡山から名古屋の往復ツアーを、具体例をあげてみていきます。

JR東海道・山陽新幹線のぞみ号岡山駅⇔山陽・東海道新幹線
⇔名古屋駅(往復・ホテル1泊)
すべて込み
25,900円~
別々で予約した場合
運賃:10,550円x2
ホテル:5,000円~
合計:26,100円
*価格は変動あり。情報はページ作成時直近のものであり、具体的な価格、差額は日によって異なります。

ツアーは最安値のもので25,900円ですが、新幹線・ホテルを別々に予約すると26,100円、差額は200円です。この場合、ツアーが特別に安いわけではありません。この料金は1人当たりの価格であり、かつ最安値のホテルを選択した場合です。人数を増やして、高級ホテルを選択した場合は、これよりも高くなります。このツアー料金を、片道あたりの運賃(宿泊費用5,000円を引いて、往復の運賃を2で割る)で計算すると、10,450円になります。

岡山(広島)名古屋のツアーを検索する

高速バス(夜行便)

名鉄バス名鉄バスセンター⇔名鉄バス
⇔山陽IC・岡山駅・倉敷駅
5,400円22~23時発6時着
*バスの運賃は日によって変動あり。

次に高速バスを見ていきます。高速バスは名鉄バス・両備バスの夜行便のみが運行されています。日中のバスも運行されていましたが、現在は運休中です。名古屋側は名鉄バスセンターを発着として、岡山側は、山陽IC、岡山IC、岡山駅西口に停車、倉敷を発着とします。運賃は最安値で5,400円です。

なお、日中に高速バスで移動するのであれば、時間がかかりますが、名古屋大阪、大阪岡山間の高速バスをそれぞれ利用する方法があります。この場合、運賃は少し高くなりますが、それでも新幹線よりは安く、大阪の難波で乗り換えになります。

名古屋岡山の高速バスの情報を調べる

まとめ

以上をまとめると、移動時間が短いのはJR東海道・山陽新幹線で、最速の「のぞみ」で約1時間30分です。一方で、交通費が安いのは夜行バスで、新幹線の半分の料金で移動できます。ただし、日中に移動するのであれば、新幹線が唯一の選択肢です。移動時間の長さにこだわらないのであれば、高速バスを乗り継いで移動する方法もあります。往復のツアーは、区間によっては新幹線の通常運賃よりも大幅に安くなることがあるのですが、名古屋岡山間のツアーについては、さほど料金は変わりません。

交通手段比較早見表

移動手段通常料金割引最安値価格移動時間備考
JR新幹線10,550円10,200円1時間36分
~1時間59分
最安値は金券
ツアー10,450円片道あたりの
価格で計算
夜行バス5,400円~夜発朝着宿泊費節約可能
*最安値の運賃では、学生のみが利用できる学割料金は除外。