静岡東京の移動 東海道新幹線・高速バス・在来線を比較

JR東海道新幹線東京駅丸の内静岡と都市間の移動
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このページでは、静岡市と東京(東京駅・新宿駅)間の移動について比較していきます。この区間の移動手段は東海道新幹線、高速バス(昼行・夜行)、在来線(東海道線)の3つがあります。移動需要は多い区間なので、いずれも運行本数が多いです。おおまかに比較すると以下になります。

  • 運賃 新幹線>在来線>高速バス
  • 移動時間 高速バス≧在来線>新幹線

単純に、一番早く移動できるのは新幹線で、一番安く移動できるのは高速バス、その中間は在来線です。それぞれを細かく比較していきます。

JR東海道新幹線ひかり・こだま

JR東海道・山陽新幹線静岡駅⇔東海道新幹線⇔東京駅グリーン車8,740円
指定席  6,470円
自由席  5,940円
こだま1時間23分
ひかり1時間1分

最初に、新幹線で移動する場合を見ていきます。新幹線は自由席で約6,000円です。ネットの会員サービス・学割・ぷらっとこだまなどを利用することで、上記料金はさらに安くすることが可能です。以下に一覧を表示します。

e特急券8,010円(グリーン車)
5,940円(自由・指定席)
会員制
当時予約可能
EX予約サービス7,810円(グリーン車)
6,140円(早特3グリーン車)
5,740円(自由・指定席)
有料会員
当日予約可能(早特は3日前)
スマートEX予約サービス8,540円(グリーン車)
6,270円(指定席)
5,940円(自由席)
無料会員
当日予約可能
金券購入約5,560円
新幹線回数券(自由席のみ)5,490円6枚つづり、32,940円。
学割8,050円(グリーン車)
5,780円(指定席)
5,250円(自由席)
学割証明必要
ぷらっとこだま6,600円(グリーン車)
5,000円(自由席)
1日前まで購入可能
ドリンク引換券あり。

料金の幅は、5,000円~8,540円です。自由席の料金だけ見ていくと、EX予約・金券・回数券・学割・ぷらっとこだまを利用することで通常価格より安できます。この中でもっとも安いのは、前日までに購入できるぷらっとこだまの自由席で、960円安くなり5,000円です。

移動時間は最速のひかり号で約1時間、各駅停車のこだま号で1時間20分です。ひかり号は停車駅が少なくのぞみ号の通過待ちが少ないのですが、こだま号は各駅停車で、各駅ののぞみ号通過待ちがあるためこの移動時間になります。

この区間の座席の混雑ですが、こだま・ひかり、いずれも利用者が多く、特にひかり号は東京駅の始発ですぐに座席を確保するか、静岡駅で乗客が下りた後にすぐに座席を確保しないと、座れないことがあります。こだま号はひかり号ほどではないものの、短距離利用者も多いので、東京に近づくにつ入れて徐々に混んできます。

ツアーを利用する。

もし、東京もしくは静岡で1泊以上宿泊するのであれば、ツアーを利用して移動する方法があります。これは、ホテルと新幹線の宿泊がセットになったプランです。一括で予約ができ、料金は別々で予約するよりも大幅に安くなります。ここでは、東京→静岡を1泊するツアーの具体例をあげて見ていきます。

JR東海道・山陽新幹線のぞみ号東京駅⇔東海道新幹線
⇔静岡駅(往復・ホテル1泊)
すべて込みで
約15,000円~
別々で予約した場合
運賃:5,940×2
ホテル:5,000円~
合計:16,880円
*価格は変動あり。情報はページ作成時直近のものであり、具体的な価格、差額は日によって異なります。

価格は東海道新幹線とホテル1泊を含めて、15,000円です。これを別々に予約すると約16,880円になり、差額は1,880円安くなる計算になります。ホテル代金は日によって異なり、またツアー価格も日によって異なるので、具体的にいくら安くなるのかは日によって異なります。これ以上安くなるケースもあります。

東京静岡のツアーを検索する

高速バス

高速バスは東京駅発着、渋谷・新宿発着と、夜行バス(東京・木場発着)の3つがあります。それぞれの特徴を比較していきます。

東名ハイウェイバス 静岡⇔東京

高速バス・夜行バス静岡駅/東名静岡⇔
東名ハイウェイバス⇔東京駅八重洲口
3,080円
2,600~2,700円

(早割1)
約2時間50分
~3時間10分

東名バスは東京駅を起終点とする高速バスで、静岡以外にも東名沿線のバス停にも停車します。料金は通常料金で3,080円です。この料金は、静岡駅・東名静岡発着どちらも同じ料金です。なお、静岡駅始発のチケットのみ、事前予約(1日前)することで2,600~2,700円の料金で利用できます。

移動時間は各駅の高速バスは約3時間10分、特急は名古屋駅発着のバスで、東名静岡を起終点として約2時間50分です。静岡駅を起終点とするバスは運行本数が少なく、朝に1本、夕方・夜間に数本あります。そのため、静岡駅を出発・目的地にする場合、時間の融通が利きにくいのが難点です。その一方で、東名静岡に停車する特急は運行本数が多く、1時間30分に1本の間隔で運行しています。なお、起終点以外にも複数のバス停に停車するので、乗客の乗り降りが多いと上記の時間よりも時間がかかることがあります。また、行楽シーズンや休日は渋滞によって遅れることがあります。

ちなみに、清水・焼津を出発・目的地とする場合、浜松行の高速バスが利用できます。静岡浜松間は各駅停車で、静岡東京は特急とほぼ同じ停車パターンになるので、わざわざ静岡駅・東名静岡で乗り継がなくても、地元のバス停から乗り換えなしで利用できます。

東京静岡間の高速バスを検索する

高速バス(新宿/渋谷・静岡号)

高速バス・夜行バス静岡駅・静岡清水市内⇔新宿/渋谷・静岡号
⇔池尻大橋・渋谷マークシティ・新宿駅
3,400円
~2,600円
約3時間20分~
3時間40分

次に別の高速バスを見ていきます。このバスは静岡駅発着、渋谷・新宿発着で東京駅を発着しない高速バスです。このバスは、静岡側は静岡市内の主要バス停に停車し、東京側は東名江田・池尻大橋・渋谷マークシティ・バスタ新宿に停車します。

料金は3,400円です。価格は平日・休日によって差があります。この料金は、早特割引を利用することで最大2,600円まで安くできます。

移動時間は約3時間20分~3時間40分です。東名バスと違う点は、途中のバス停にはほとんど停車せず、高速を降りた一般道のバス停で停車することです。バス停が多いので、乗り降りに時間がかかり、遅れることがあります。ただし、高速に乗ってしまえばノンストップなので、そこで遅れた時間を取り戻して、結果的に定時、もしくは定時よりも早くに到着することがあります。

運行本数は1時間1本と多く、時間の融通がききます。なお、静岡市内は北街道経由、南幹線経由、日本平スマートインター経由の3系統があり、また渋谷に止まらず新宿に直行する系統があります。

東京静岡間の高速バスを検索する

高速バス(それ以外のバス)

高速バス・夜行バス静岡駅・静岡清水市内⇔しずてつバス
⇔羽田空港(第3ターミナル)
3,200円約3時間55分
高速バス・夜行バス三保・清水駅・清水各バス停
⇔しずてつバス⇔霞ケ関・東京駅
3,000円
~2,100円
約3時間5分
高速バス・夜行バス相良・藤枝⇔しずてつバス
⇔渋谷マークシティ
3,560円
~3,160円
約4時間40分
夜行バス藤枝・焼津・静岡駅⇔しずてつバス
⇔東京ディズニーランド(夜行便)
6,000円
~3,500円
————-
*ディズニーランド行きは、曜日によって料金の変動あり。

静岡東京間は東名バスと新宿行き以外にも上記4つの高速バスがあります。これらはいずれも、しずてつバスが運行する高速バスです。出発地と目的地が異なり、横浜経由で羽田空港静岡を行き来するバス、清水地区と東京駅を結ぶバス、志太・榛原地区と渋谷を結ぶバス、そして夜行便でディズニーランドと静岡中部を行き来するバスがあります。清水行きのバスは1日に複数便ありますが、それ以外は1日1便のみです。

東京静岡間の高速バスを検索する

高速バスの渋滞回避

高速バスのデメリットとして渋滞が発生した場合、遅れが生じる可能性があります。静岡東京間は東名および新東名高速道路を走行しますが、新東名が並行する御殿場までは交通量が分散しており、渋滞することはあまりありません。工事や事故で渋滞することはあります。渋滞が発生しやすいのは御殿場以東、特に大和トンネル、首都高速3号線区間です。名古屋の場合、東名本宿と名古屋の間を名鉄にすることで名古屋近郊の渋滞を回避できますが、東京の場合は、そういった有効な回避方法はありません。

公式に、首都高速で渋滞が発生した場合は用賀PAで臨時停車し、東急田園都市線へ乗り継ぎができるサービスがあります。このサービスを利用することで渋谷駅までの運賃190円を100円で利用でき、渋滞を回避できます。また、上記で紹介したバスは全て東名江田に停車します。そのバス停から少し歩いて、あざみ野駅から東急田園都市線に乗り、渋谷方面へ出る方法もあります。もっとも、これら回避方法は、首都圏の渋滞を完全に回避する方法にはなりえません。なぜなら、渋滞が発生しやすい大和トンネルは東名江田・用賀の手前にありますし、御殿場から先で渋滞することもあるからです。さらに、東京・横浜に土地勘がないと道に迷って、かえって時間がかかってしまうこともあります。

それらを踏まえると、渋滞による遅れを回避したいのであれば、そもそも高速バスを利用せず新幹線か在来線で利用するが得策だと思います。

在来線(JR東海道線)

JR東海道線在来線静岡駅⇔JR東海道線⇔東京駅
(熱海駅で乗り換え)
3,410円3時間20分

最後に在来線のみの利用についてみていきます。この場合、JR東海道線を利用します。静岡熱海間は朝夕を除いて普通列車のみ各駅停車の列車を利用、熱海東京間は快速列車を利用します。料金は3,410円です。移動時間は高速バスとほぼ同じ約3時間20分です。在来線の場合、特急や高速バスで一般的なクロスシートに座れないので、あまり快適ではありません。混雑する時間帯は座席自体に座れないこともあります。

この場合、東京熱海間はグリーン車(平日980円、休日780円)を利用することで快適な座席に座れます。また沼津静岡間は朝夕のみ運行のホームライナーを利用できます。この場合、ホームライナー券(310円)を利用することで、快適なクロスシートに座れます。ここ最近の静岡の東海道線では、転換クロスシート車両を運行するようになったため、その車両に乗車できれば快適な座席に座れます。

まとめ

まとめると、移動時間がもっとも短いのはJR東海道新幹線の「ひかり」、一番安いのは東名ハイウェイバスの早特割り切切符です。在来線は高速バスより少し高くなります。新幹線で交通費を節約したいのであれば、事前予約が可能な「ぷらっとこだま」を使うことで5,000円で移動できます。静岡東京間の高速バスは、複数のルートがあるので、目的地・出発地によって便利であれば、高速バスを使うのが良いでしょう。東名ハイウェイバスについては、静岡駅発着のバスが少なく、それらは全て各駅停車なので、移動時間を抑えるのであれば東名静岡から特急に乗車する必要があります。

移動手段比較速見表(東京~静岡)

移動手段通常料金最安値移動時間備考
東海道新幹線5,940円5,000円ひかり1時間1分
こだま1時間23分
最速
ぷらっとこだまが最安値
高速バス3,080円2,680円約3時間30分最安値
複数移動手段あり
在来線3,410円———約3時間20分熱海で乗り換え。
グリーン車、ホームライナーは
追加料金あり
ツアー5,000円———ひかり1時間1分
こだま1時間23分
宿泊費を引いて片道の料金で計算