東京沖縄の移動(格安航空・LCC)

首里城公園、ライトアップ東京と都市間の移動

ここでは東京と沖縄本島間の移動について、移動手段を比較していきます。両都市間は1500km以上離れており、陸路での移動は不可能なので、両地域の移動は飛行機一択です。飛行機は、羽田空港と成田空港間で多数運行されています。近隣の茨城空港からも運行されています。フェリーは昔は運行されていましたが、現在では旅客船の運行はされていません。貨物船は運行されています。ここでは、東京駅を起点として、東京那覇間の各航空会社の航空便を比較していきます。

成田空港経由・LCC(格安航空(ピーチ・ジェットスター))

格安航空券・LCC東京駅⇔エアポートバス⇔成田空港
⇔Peach・ジェットスター⇔那覇空港
バス:1,500円
飛行機:7,570円~
合計:9,070円~
約1時間5分
3時間35分
合計:5時間40分
*航空券価格は日によって変動があり。移動時間は待ち時間を+1時間加算した時間を表示。

はじめにLCC(格安航空)を見ていきます。この場合、成田空港を利用します。成田那覇空港間にはピーチとジェットスターが運行しています。航空券の最安値は7,580円からです。東京駅から成田空港までのバスを含めると9,070円です。東京成田間は特急や快速列車を利用する方法もありますが、特急は料金がバスよりも高くなり、バスよりも安い京成鉄道や総武線は、料金が安くなるものの、乗り換えが複数発生します。バスは比較的安いうえに乗り換えがないので、東京に慣れていない人でも利用しやすので候補に選びました。LCCは直近の航空券価格でも比較的安く、10,000円以下のものが多いのが特徴です。セール価格になれば、5,000円を下回るものも出てくるので、安く移動したいのであればLCCが一番良いでしょう。

移動時間はバスと待ち時間も含めて約5時間40分です。待ち時間を短縮すれば、5時間15分くらいまで短くすることが可能でしょう。バスによる遅れですが、渋滞が生じて遅れる可能性はあります。ただ、空港連絡バスである以上、そのあたりは考慮しており、混雑の度合いを見て渋滞する道路を避けて通るなどの配慮をしています。どうしても遅れ心配であれば、成田エクスプレスを利用するのが良いでしょう。このケースは都心成田空港間の移動する場合を想定していますが、空港から近い千葉方面からであれば、その限りではありません。運行本数は6本運行されています。

LCCを利用する際の注意点

格安航空(LCC)はその安い価格がメリットですが、ピーチやジェットスターなどのウェブサイトで直接予約する場合、予約便の変更・キャンセル・受託手荷物・座席指定ができません。これらは有料になるので、上記の価格に+手数料が必要になります。もしくは、これらサービスを利用したい場合、それらサービスを含めたオプションを選択する方法があります。若干値段が高くなりますが、上記のサービスが利用できます。

例えばピーチ便の場合、シンプルピーチ(機内持ち込み手荷物のみ)、バリューピーチ(変更・キャンセル・受託手荷物・座席指定あり)、プライムピーチ(バリューピーチのサービスに加え、受託手荷物2個、スマートシート指定無料)の3つがあります。シンプルピーチの場合上記の価格ですが、バリューピーチはこれより高く、プライムピートになると10,000円を超えます。

これが意味するところは、いくら格安航空とはいえ、オプションを追加すると値段が高くなるということです。さすがに通常の航空券2万~4万のものよりは安いですが、JAL・ANA、もしくはスカイマークなどの格安航空券と大して変わらない値段になることもあります。それを考えると、とにかく安く移動したいのであれば、余分なオプションはつけない方が良いでしょう。

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羽田空港経由(スカイマーク・JAL・ANA・ソラシドエアー)

格安航空券・LCC東京⇔山手線・モノレール⇔
羽田空港⇔飛行機⇔那覇空港
鉄道:690円
飛行機:10,610円~
合計:11,300円~
鉄道:約30分
飛行機:約3時間10分
合計:4時間40分
*航空券価格は日によって変動があり、鉄道は浜松町駅で乗り換えあり。
*移動時間は待ち時間を+1時間加算した時間を表示

次に羽田空港の航空便を比較します。こちらは便数が多く、JAL、ANA、スカイマーク・ソラシドエアーの4社が運行しています。最安値の航空券は、スカイマーク、ソラシドエアーで10,000円台の航空券が購入できます。JALとANAでも、13,000円台の航空券を購入できる時があります。通常の運賃は54,410円~60,670円です。

移動時間は鉄道と待ち時間を合わせて約4時間40分です。都心から近い分、成田空港のLCCに比べて移動時間が短いです。また、空港までの移動も鉄道なので、基本的に遅れが生じることはありません。浜松町駅で乗り換えがあるため、慣れていないと大変ですが、乗り換えが不満であれば、東京駅羽田空港間の連絡バスを利用する方法もあります。

運行本数は多く、1日あたり20便以上運行されています。朝の6時から夜の8時まで高頻度で運行されているので、時間の融通は利きやすいでしょう。

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茨城空港経由(スカイマーク格安航空券)

格安航空券・LCC東京駅⇔常磐線⇔石岡駅
石岡駅⇔空港連絡バス⇔茨城空港
⇔スカイマーク⇔那覇空港
バス,鉄道:2,220円
飛行機:10,240円~
合計:12,460円~
バス,鉄道:約2時間15分
飛行機:3時間15分
合計:約6時間30分
*航空券価格は日によって変動あり。移動時間は待ち時間を+1時間加算した時間を表示

最後に茨城空港を見ていきます。こちらは1日1便運行されているスカイマークを利用します。格安航空券は最安値10,000円台から利用できます。ただし、価格には幅があり1万~2万円台のものが多いです。移動時間は、東京駅からの鉄道とバスを含めて約6時間30分です。東京と空港間には高速バスが運行されていますが、那覇行き、那覇発いずれもバスが運行される時間外に発着するため利用できません。そのため、東京から茨城空港まで行く場合、常磐線と連絡バスを利用する形になります。

移動時間でみると、成田、羽田に比べて時間がかかりすぎるうえ、航空券も成田のLCCや羽田の方が安いので、この選択肢はないと思います。茨城空港が選択肢になるのは、常磐線沿線もしくは茨城が発着になる場合のみでしょう。

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ツアーを利用して移動する

飛行機を利用する場合、1泊以上ホテルで宿泊するのであれば、ツアーパックを申し込む方法もあります。これは1人以上から利用できるツアーを利用します。料金は往復の交通費+宿泊費を含んだ料金で、通常価格よりも安い値段で提供されています。ツアーのメリットは、通常価格より割引されるのと、ホテルと合わせて予約できる点です。また、別のサイトでホテルを予約する必要がなく、一括で予約ができるため、時間が節約できます。

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まとめ

以上をまとめると、安さを重視するなら成田空港のLCC、移動時間を重視するなら羽田空港の航空便が良いでしょう。JAL・ANAの航空券が高く、もう少し安い航空便にしたければ、羽田空港のスカイマークやソラシドエアーが選択肢になるでしょう。茨城空港は、空港までの移動時間が長すぎるので選択肢に入りません。

航空会社比較早見表

航空会社航空券価格備考
成田空港からLCC9,070円~機内持ち込み・変更キャンセルはオプション。
(追加料金あり)
羽田空港から11,300円~移動時間が最も短い
茨城空港から12,460円~移動時間が長すぎる
*航空券価格は日によって変動あり。